警察ネタ其の一:復元

 今日、同僚と会社の帰りに食事をし、店を出るとパトカーが巡回していた。私の住んでいる町は結構物騒で、よくパトカーを見かける。警察ネタは結構あるのでちょっとずつ書いていこう。営業のときのことである。係ごとで担当地区をまわるのだが、基本的に責任者以外は『歩き』のスタイルであった。田舎の市場へ行くと一軒一軒が遠い所もあるのでそのときに限り自転車でまわる事が許された。(今思えばスゲー営業だなあ。)で、時間がくると回収されるのだが、ある時後輩が自転車を盗まれてしまったと言うのである。会社の所有物になるので「警察に行って盗難届を出そう」ということになり、近くの交番に向かった。交番には誰もおらず、読んでも誰も出てこないので、「近くで大きい祭りがあるからそこに警備にでも行っているのだろう」ということで、中にあった電話で誰もいない旨をつたえて近くの警察署からかわりに来てもらうことになった。「三十分くらいかかります。」ということで派出所のなかで待っていたのだが、薄明かりの部屋の中、女の子たちは「気持ち悪い」「コワイ」といって派出所の外にでたり入ったりしていた。(私も一応女の子なのになあ)自分は暇だったので色々見ていた。警察に行った事がある人はよくわかるだろうが、指名手配犯のポスターとかが貼ってあり「まだ捕まってないんだなあ。」とか思いつつ見ていた。手配犯のものもあれば失踪している人の『探しています』などのポスターもあり、「いろいろあるなあ。」と見ていた。そのとき『おや』と変に思った写真があった。『心当たりのある人はご一報を!』と言うタイトルだったので、失踪者のポスターかなと思っていたらやけに写りがおかしい。「なにもこんな映りの写真つかわなくてもなあ。」と思いながら文面を読んでみると『これは、19**年に起こったバラバラ殺人で・・・』と書いてあったので、「ああ、犯人のモンタージュね。しかし、目え虚ろやし、唇カサカサやなあ。」と思いながら続きを読んでいくと『・・・被害者の顔を復元したものです。』・・・?バラバラ殺人の被害者の復元した顔???骨から復元したんやったら、なんで唇カサカサまで細かく再現してんの?え?もしかして本物も使ってる?「なあなあ、これってどこまで本物や思う?」と最後まで一緒に派出所の中で待ってた同僚に聞いた次の瞬間、その同僚も外にでていって、私ひとり中で待っていたのでした。しかし、今の復元の技術はスゴイものがあるんだなあ。そして、捜している人は見つかったんでしょうか。