こころ

 今日は結構というかかなり考えさせられた。今は、文化祭シーズンで私の生徒達もかなり帰りが遅くなっている。で、へとへとになって帰ってくるので、疲れて勉強は二の次らしい。そんな、状況の中なのだが受験生の親御さんにしてみれば、たまったものではなく、勉強してほしいのである。それは、親にしてみれば当たり前のことである。しかし、そのプレッシャーが子どもにとっては大変なのである。今日ある生徒に電話 をした。電話口にまず母親がでたので、最近の様子をきき、方針を伝えてから代わってもらった。「文化祭、終わったんだって?お疲れさま。どうだった?。」と訊ねると、「最悪だった。」とこたえてきた。準備のとき凄い大変だと、クラスの状況は聞いていたので、「ああ、そのあとも色々あったんだなあ。」と思い「なにかあったの?」と聞くと、その子は電話口で泣き出してしまったのである。泣き出した理由は、その子の場合以前からすぐ体調が悪くなり、話を聞くとどうやらストレスによるものが多いらしい。で、その原因が、親だと分かったと言うのです。兄弟と自分の扱いが違うなど、きいていくとその問題の根っこの深さが分かりました。その子の話しをじっくり聞いた後、まずは、体調が少しでも悪くならないようストレス発散できるものを作って、考えないようにすること。あと、集中できる何かを見付けるよう話した。                                       中学生という多感な時期に『こころの闇』はよく現われる。私の場合、不登校、家出を繰り返す子、いわゆる不良と呼ばれる子、リストカットをする子など様々な生徒を多く担当している。しかし、話しをすると、良い子ばかりである。なんら変わらない。その子達を変わらせたのは周りなのである。自分はカウンセラーの資格はない。しかし、話を聞くことはできる。それで、すこしでも相手が楽になれたらいいな。